プログラミング入門 2. 入力
この記事は、下記プログラミング入門資料の一部です。
入力
整数の入れ物 a に整数の入力を受け取るには
cin >> a;
とします。
これは入力がなされる前にaが作られている必要があるので、
#include <iostream> using namespace std; int main(void){ // Here your code ! // 整数の入れ物aを作る int a; // 入力を受け取ってaに入れる cin >> a; // aの中身を出力する cout << a << endl; }
というように、先にaを作っておく必要があります。
練習問題の解説
入力されてきた数字から1を引いて出力すれば良さそうです。
入れ物の中身から1引くには、1少ない数を入れ直せば良いので、
a = a - 1;
というようになります。
ちょっと違和感があるかもしれませんが、例えばa=15の時は
a に a-1 を入れる。 ↓ ところでa-1ってなんだろう? ↓ aは15だから、a-1は14だ! ↓ a に 14 を入れる。
というプロセスによって14が入る感じです。
というわけで、解答例は以下のようになります。
#include <iostream> using namespace std; int main(void){ // Here your code ! // 整数の入れ物aを作る int a; // 入力を受け取ってaに入れる cin >> a; // aにa-1を入れる。すなわち、aを1少なくする。 a = a - 1; // aの中身を出力する cout << a << endl; }
練習問題2の解説
入力されてきた数字を2倍にして出力すれば良さそうです。
#include <iostream> using namespace std; int main(void){ // Here your code ! // 整数の入れ物aを作る int a; // 入力を受け取ってaに入れる cin >> a; // aにa*2を入れる。すなわち、aを倍にする。 a = a * 2; // aの中身を出力する cout << a << endl; }
練習問題3の解説
xとyを受け取り、y/xを、小数点以下を切り捨てて出力すれば良さそうです。
2つ入力を受け取るので、あらかじめ整数の入れ物を2つ作っておきます。(xとy)
入力を受け取ったら、今度は回答用の整数の入れ物answerにy/xを入れておきます。この際、answerは整数専用の入れ物なので、y/xが割り切れなかった場合でも、小数点以下を切り捨ててくれます。
小数点以下を四捨五入したり、切り上げたりする場合は不適ですが、この問題の場合は切り捨てれば良いので、この操作で足ります。
#include <iostream> using namespace std; int main(void){ // Here your code ! // 整数の入れ物xを作る int x; // 整数の入れ物yを作る int y; // 入力を受け取ってxに入れる cin >> x; // 入力を受け取ってyに入れる cin >> y; // 回答用に整数の入れ物answerを作る int answer; // answerにy/xを入れる。 //この時、answerは整数専用の入れ物なので小数点以下は切り捨てられる answer = y / x; // answerの中身を出力する cout << answer << endl; }
練習問題4の解説
入力されてきたsに対して、50.0/sを出力すれば良さそうですが、今回は答えが小数になるという点に注意しなければなりません。
整数の入れ物は
int answer;
で作れました。
小数の入れ物は
double answer;
で作れます。
解答例は以下の通り。
#include <iostream> using namespace std; int main(void){ // Here your code ! // 整数の入れ物sを作る int s; // 入力を受け取ってsに入れる cin >> s; //小数の入れ物answerをつくる double answer; // answerに50.0/tを入れておく answer = 50.0 / s; // answerの中身を出力する cout << answer << endl; }